めまいを感じるメカニズム
2022.08.26

脳は、内耳の三半規管や耳石器からの信号(前庭システム)
目からの視覚情報(視覚システム)
手足、首などの体の各部分の筋肉や関節からの知覚情報(体性感覚)などを受けて自分の運動や姿勢を認識します。(インプット)
通常はこれらの感覚の間に矛盾はなく、正常に機能していれば「めまい」と感じることはありません。
しかし、何かしらの異常で前庭システム・視覚システム・体性感覚のエラー信号が入力されると、実際の動きや姿勢とは異なる情報が脳に入力され、脳からそれに伴った出力(アウトプット)がされます。
すると、その信号によって、実際には頭や体は動いていないのに、それらが動いたときと同じような筋肉の反射が起こります。
これらの誤った情報は、現実の運動で生じるものとは異なり、統合された脳の認識と体の感覚とうまく一致しません。
私たちは、このような複数の感覚情報のアンバランスを「めまい」と自覚するのです。
したがって、内耳の病気だけでなく、視覚、体の各部分の筋肉や関節など体性感覚のエラー入力信号や小脳や脳幹からの出力(アウトプット)でもめまいを感じることがあります。
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