膝が痛い!40 代以降に増える膝痛の原因と対処法を解説
2025.02.04

40代を過ぎて、膝の痛みに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。40代以降に膝が痛い場合は、変形性膝関節症の可能性があります。変形性膝関節症は自然治癒が難しく、慢性的な痛みに発展しやすいため、膝の違和感に気が付いたら早めの対処が必要です。今回は、40代以降に増え始める膝の下が痛い症状の原因や対処法、予防策を詳しく紹介します。
堺市南区泉ヶ丘にあるきぼう鍼灸整骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
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目次
【40代】膝の下が痛い場合は変形性膝関節症の可能性が!

一般的に、40代以降になると膝の下が痛いと悩む方が増え始めます。40代からの膝の痛みの正体を、正しく理解しておきましょう。
変形性膝関節症とは
40代以降に膝の痛みが生じる原因として、「変形性膝関節症」が考えられます。変形性膝関節症とは、膝関節内でクッションの役割を果たす軟骨がすり減った状態をいいます。40代以降のなかでも特に女性に発症リスクが高く、膝関節の変形や痛みをともなう疾患です。
変形性膝関節症には次のふたつのタイプがあり、それぞれで特徴が異なります。
・外側型:膝関節の外側がすり減る
・内側型:膝関節の内側がすり減る
膝には外側より内側のほうが負荷はかかるため、40代以降に多いのは内側型です。外側型はケガや病気などの二次性の要因で、内側型は加齢や肥満、O脚などの一次性の要因によって引き起こされます。
変形性膝関節症の症状は膝のこわばりや違和感から始まり、段階的に進むのが特徴です。次第に立ち上がったときや歩くときに膝に痛みが出るようになり、最終的に腫れと痛みをともなう炎症へと進展します。
変形性膝関節症は自然治癒が難しく、悪化すると生活に支障がでる疾患です。膝に違和感がある場合は、早めに整形外科を受診しましょう。
変形性膝関節症とケガとの違い
変形性膝関節症と半月板や靭帯損傷などのケガでは、痛み方や症状の進行に大きな違いがあります。
転倒やスポーツ中のケガは、受傷直後に刺すような痛みが生じます。しかし、無理しなければ時間経過とともに痛みが治まっていくのが特徴です。
一方、変形性膝関節症の初期は痛みではなく、こわばりや膝の曲げにくさなどの違和感から始まります。違和感から次第にじくじくする鈍痛に発展し、時間が経つほど痛みが強くなるのが特徴です。最終的には、安静にしていても膝が慢性的に痛むようになります。
40代以降に膝の下が痛むようになるのはなぜ?

それでは、変形性膝関節症を引き起こす原因をみていきましょう。
原因1.体重の増加
膝が痛む原因には、まず体重の増加があげられます。膝関節には体重が重くのしかかり、立っているだけでも大きな負担がかかりがちです。歩く際は体重の2~3倍の重さが膝関節に加わるとされていて、体重が増えるほど変形性膝関節症の発症リスクが高まります。
年齢を重ねると基礎代謝が低下して太りやすくなりますが、なかでも女性の身体は妊娠や出産に備えてエネルギーを溜め込む傾向があります。女性は男性よりも肥満になりやすいため、40代以降に膝に悩みを抱える方が多いのです。
原因2.筋力の低下
運動不足で筋肉量が減り膝を支えられなくなると、負荷が増えて痛むようになります。特に女性はもともとの筋肉量が少ないため、膝関節に負荷がかかりがちです。
原因3.加齢による衰え
加齢も膝の痛みを引き起こす原因のひとつです。膝関節の軟骨は加齢により摩耗し、変形性膝関節症を引き起こすきっかけとなります。
また、女性は閉経を迎えるころにエストロゲンの分泌量が急減します。女性ホルモンの減少により骨がもろくなり、関節が変形して膝に痛みが出やすいのです。
40代になったら注意!膝の下が痛いときの対処法

それでは、膝の違和感や痛みに気が付いたときの対処法をみていきましょう。膝の痛みがおさまっても加齢が影響を与えているため、継続して取り組むことが大切です。
対処法1.痛むときは無理をしない
膝に痛みがあるときはなるべく膝に負担をかけず、安静に過ごしましょう。我慢して歩きすぎると悪化するリスクがあるため、無理は禁物です。痛みが治まって運動するときも最初はペースを控えめにして、徐々に運動量を増やしてください。
対処法2.食生活を見直す
骨や筋肉は食事から摂取する栄養をもとに作られるため、食生活を見直す必要があります。膝に不安を感じたら、栄養バランスを重視した食事を意識しましょう。栄養や食材の偏りをなくし、1日3食しっかり食べることが大切です。
膝まわりの筋肉を減らさないためには、タンパク質を積極的に摂取する必要があります。筋肉が減ると基礎代謝も低下して体重が増えやすくなるため、肥満防止にタンパク質は欠かせません。暴飲暴食や高カロリーの食事は控えて、体重の維持を心がけましょう。
対処法3.ストレッチを習慣にする
膝の下の痛みがおさまったら、ストレッチに取り組みましょう。ストレッチは衰えた筋肉を強化し、柔軟性を高めて膝や股関節まわりの可動域を増やすのに役立ちます。
膝の動きが良くなると姿勢が整い、痛みが出にくくなるため、下記のストレッチを朝・昼・晩の1日3回取り入れてください。
大殿筋・中殿筋のストレッチ
大殿筋や中殿筋を引き伸ばすストレッチです。股関節や骨盤周りの可動域を増やせます。
【手順】
1.椅子に浅く腰かけ、骨盤を立てて背筋を伸ばす
2.左足首を右脚の太ももに乗せる
3.ゆっくり上半身を前に倒し、右脚の大殿筋や中殿筋を引き伸ばして10秒間キープする
4.ゆっくり戻り、脚を入れ替えて同様に左脚もストレッチする
腸腰筋のストレッチ
腰から太ももの付け根にかけて伸びる、腸腰筋を引き伸ばすストレッチです。腹筋に力を入れながら伸ばしていくと、股関節まわりの可動域を増やせます。
【手順】
1.布団の上にうつ伏せで寝る
2.両手を肩の横で床に付け、上半身を起こす
3.左脚をゆっくり動かし、手を置いた位置のあたりまで前に出す
4.ゆっくり身体を起こし、床に押しつけるように股関節を伸ばして10秒キープする
5.ゆっくり足を戻して入れかえ、左脚の股関節も同様にストレッチする。
40代以降に膝の下が痛む場合は整骨院にも相談しよう
膝の下が慢性的に痛む場合は、身近な整骨院を利用するのがおすすめです。施術によって身体の歪みや筋肉を解きほぐし、つらい膝の痛みを和らげる効果が期待できます。
きぼう鍼灸整骨院では事前に丁寧なカウンセリングを実施し、一人ひとりの悩みにあわせた施術を提供しています。膝の状態に合わせた施術計画を提案しているため、無理なく痛みの緩和を目指せます。
また、きぼう鍼灸整骨院では家庭でのストレッチ指導にも対応しています。長引く膝の痛みを緩和させたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
膝の下が痛い40代が多いのは、年齢を重ねるほど膝に負担がかかり、変形性膝関節症になるリスクが高いからです。膝の痛みや違和感に気が付いたら、膝への負担を減らして早めにケアに取り組みましょう。痛むときは安静が第一ですが、食生活の見直しやストレッチでも膝まわりの筋肉をサポートできます。長引く場合は身近な整骨院にも相談して対処してください。
「きぼう鍼灸整骨院」では、患者様の状態に合わせた施術を行い、健康な体作りをサポートしています。
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